57歳女性
昼間に車の掃除を1時間、夜はカレーをじっくりコトコトおたま回しながら作り
疲れた為、お風呂にじっくり浸かり就寝。
翌朝、肩が上がらなくなったとの事。
検査
・肩の可動域→自動運動(自分であげる)痛みが強い為ほぼ上がらず。
→他同運動(他人が介助しあげる)これまた痛みであがらず。
・熱感(+)腫脹(±)発赤(±)圧痛→前方から外側まで広範囲に(+)
機能障害(+)
【エコー検査実施】
・結節間溝部(肩の前方の二つの山の間)と三角筋の間に低エコー像あり。
・ドップラー(炎症反応)は反応しないため滑液包が影響している症状と評価。
治療プラン
・1日目~3日目
アイシング 超音波(非温熱モード)微弱電流 テーピングにて処置し、安静を指示。
・4日目~7日目
アイシングは中止。他動にて強い痛みが出ない範囲での可動域訓練。主に筋の伸張を誘導。
・8日目
自動運動にて屈曲(前ならえの方向から真上にあげる)
外転(横に90°あげ手のひらを上へ向けて耳までつける)
上記の二つの動作がほぼ正常まであがる所まで改善
エコーで確認すると低エコーは改善していた。
今回のポイント
目立った外傷がなく、筋の使い過ぎによる症状の場合でも早期はアイシング。
3日過ぎたら筋リラクゼーション、ストレッチなどを行う。
早期から動かすと炎症が増す場合があるため、自己判断はしないほうがよいと考える。

(画像使用許可済)

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