【はり灸施術とは?】
こんにちは。
なないろ鍼灸整骨院の山田です。
今回は、はり治療について分かりやすく説明していきます。
はり治療未経験者に「はり」の印象を聞くと、痛い、怖い、注射、のようなイメージを持っている方が大半だと思います。
正直な話、全然痛くないかと言ったら嘘になりますね!
はりの太さも様々で、髪の毛ほどの細さの鍼から竹串くらい太い鍼もあります。
治療する部位や、患者様の身体の反応により、毎回使うはりを選択していきます。
感覚としては、2段階あります。
1⇒鍼が刺さる瞬間は「チクッ」とするか、無痛な程度の刺激です。
2⇒ツボや筋肉のポイントに当たると「ズーン」とした特有な響きがあります。
※刺激の量は調整できますので、お声かけをしながら行っていきます。
現在では、治療院の大半がディスポーザブルの使い捨て鍼を使用し、一度使った鍼は医療廃棄物としてすぐに捨てるため、感染症などのリスクはほぼありません。
はり治療での効果
- 血流の増加
⇒はりを打った周辺に血流が集まる反応が起こります。免疫力を高める効果があります。
- 筋膜の動きの改善
⇒筋膜が癒着し、柔軟性が低下した部分を直接治療することができます
- 患部の水分量の増加
⇒はり刺激することによる反応により局所の補液作用が起こります
- 痛みの回路を抑制
⇒はり刺激をすることで、ドーパミンやβエンドルフィンなど神経伝達物質が痛みの回路を遮断します
- 脳内ホルモンの作用
⇒セロトニンホルモンが作用し鎮痛効果が期待できます
- 自律神経系の調整
⇒交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)のバランスを整えます
上記で色々と書きましたが、まだ解明されていない事も多いです。
しかし、鍼灸を行う一番の目的は次の3つです。
・はり施術をする事で自己回復力を高める
・薬を使わないのでカラダの負担が少ない
・血流量の増加
はり治療での注意点
- 内出血を起こす可能性がある
- はり治療後だるくなる。眠くなる。疲れる。
- 痛みの一時増悪のような反応が出る
⇒これは好転反応といい、異常を起こしていた神経や周囲組織が正常な感覚に戻る過程で出現することがある。数日で治ると言われている
- 知識や技術の浅い術者が危険部位にはりを刺すことによる内蔵や血管損傷
- 不清潔状態でのはり治療(消毒をしないなど)による菌感染症
カラダの状態は、悪くなればなるほど手では届きにくい深層部に不具合が起きてしまいます。表層であれば、マッサージや筋膜リリース手技で治ることが多いです。
当院では、エコー検査を用いる事で、カラダの評価も大事にしております。
より安全に的確に悪くなっている原因部位に
はり治療が行えます。
お気軽にお問い合わせください。
エコーガイド下刺鍼