変形性股関節症とは?
こんにちは。
なないろ鍼灸整骨院の山田です。
今回は変形性股関節症について分かりやすく説明していきます。
皆様は立ち座りや歩行時など、日常生活によくある動作の中で鼠径部(足の付け根辺り)や臀部に痛みや違和感を感じたことはありませんか?
40才以降の女性は注意が必要です!
変形性股関節症は二つに分類されます。
・一次性股関節症⇒原因がはっきりしない。関節軟骨がすり減り変形していく。
(欧米に多い)
・二次性股関節症⇒病気やケガが原因のものを指す。先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全など。男女比1:7で女性に多い。(日本に多い)
症状のチェックポイント
・立ち座りが痛い
・長距離歩行ができない
・開排動作(股関節を外へ開く動作)や内へ捻る動作が痛く制限がある
・靴下がはけない
・正座が痛い
・歩行時、足を引きずる跛行(はこう)が起こる
・歩行時、骨盤が上がり下がりするトレンデレンブルグ徴候が起こる
・臀部、大腿部、膝部に関連痛が起こる
・脚長差がある
上記の症状が当てはまる場合は、
専門医の診察が必須です
まずはレントゲンを撮り股関節の状態を知る必要があります。
二次性股関節症には他疾患があります
・関節リウマチ⇒滑膜の炎症。自己免疫疾患による関節破壊。
・特発性大腿骨頭壊死症⇒原因不明だが喫煙やアルコールを摂取する中年男性に好発。
・ペルテス病⇒4歳~12歳までの子供に起こる原因不明の股関節病変。
・化膿性股関節炎⇒細菌感染が原因で関節内が化膿する病気。
テレビや雑誌では、様々な体操や健康法をご紹介していると思いますが
絶対に無理は禁物です
この股関節の症状に関しては痛みを我慢して過度な負荷をかけた運動や、長時間のウォーキング無理やり曲げるストレッチなどは、正常に機能している軟骨や他組織までも壊す
可能性があります。
しかし、動かなさすぎても筋肉は減り、硬くなり血流が低下し、進行を速めてしまいます。
日常生活では、絶対に股関節を90度以上無理に曲げない。正座をしない。横すわりをしない。
などを徹底しましょう。
変形性股関節症は専門医のアドバイスを参考にある程度の適年齢になりましたら
手術を検討しましょう。